"豊胸手術"で胸を大きくする
【評価:×】オススメできません。
まず豊胸手術と言えば、
- シリコンや生理食塩水などを胸に入れる
- ヒアルロン酸を胸に注入する
というイメージを持たれている方がいると思います。
これらは胸にメスを入れたり、注射をしたりするのでなかなか一歩踏み出しにくいものでした。
シリコンの場合は中で破裂する症例などもあり、安全性にも不安がもたれています。
豊胸手術の効果ってあるの?
ここが一番大事なところなのですが、
豊胸手術の効果は一時的なものです。
"一度手術をしたらずっと大きいまま"ということはあり得ません。
定期的に光を当てていかないと維持できないのです。
本当に?と思った方。
エステサロンやクリニックのサイトへ行って、
"よくある質問"をじっくり読み込んでみてください。
手術の効果は一時的、ということをオブラートに包んで書いてありますので。
1回数万円の施術を繰り返せばあっという間に数十万円かかります。
一度やって胸が大きくなった状態を実感すると、もう後戻りできません。
泥沼にはまって手術を繰り返してしまうのです。
なので"豊胸手術はオススメできない"のです。
基本的に豊胸手術はオススメはしませんがが、
それでもいい!とにかくやってみたい!
という人も中にはいるでしょう。
自分のコンプレックスを解消し、自分に自信をつけたいという方へ湘南美容外科をご紹介します。
様々な手術法がありますので、自分に合った手術法を選んでみてください。
豊胸手術の種類
豊胸手術は今どんなものがあるのでしょうか。
大きく分けて人工乳腺法、脂肪注入法という2種類があります。
数時間で施術が終わり、入院の必要もなく手軽に施術を受けることができるものがほとんどです。
最大5カップくらいまで大きくすることはできますが…
その分リスクも大きくなるようで注意が必要となってきます。
人工乳腺法
有名なのは人工乳腺法で、プロテーゼといわれる人工物をいれます。
よくあるのがシリコンジェルやシリコンバッグといわれるもの。
このプロテーゼは厚生労働省が認可していないので、国内では作ることができません。
ですからすべて海外輸入品という形となります。
プロテーゼを挿入することによって自然なバストの形、触り心地、バランスのよい大きさの胸を作ることができます。
いかに美しいバストを作るかということが主眼とおかれていますので、モデルの方など、人前に立つ仕事の人に人気があるのが特徴です。
プロテーゼは人体に吸収されることはないので、そのまま形のよいバストがずっと維持することができます。
脂肪注入法
一方で脂肪注入法というものがあります。
こちらはサイズダウンしたい部分の脂肪を吸引し、バストに注入していくといった方法です。
ただ、気になる部分のサイズダウンとバストアップといった願いがある方には夢のような方法ではありますが、
胸に入れた脂肪は自然と吸収されてなくなっていくことが多く、以前よりもバストは大きくはなりますが、脂肪を注入した後と比べて小さくなってしまうことがよくあるようです。
最近の脂肪注入法は以前に比べたら脂肪が残るようにはなってはいるようですが、
それでも注入したすべてが残るわけではないようです。
他にも豊胸手術の方法はありますが、大きく分けてこの2つが今主流の豊胸術となります。
3種類の脂肪注入豊胸術
上でご紹介した脂肪注入法はさらに細かく分けて見ていくと脂肪吸入豊胸術・幹細胞脂肪注入豊胸術・コンデンスリッチ豊胸術の3種類があります。
基本的に、脂肪注入豊胸術は、3種類とも背中、腕、腹部、腰部、臀部、太もも、ふくらはぎなどにある余分な脂肪を吸引して、乳腺の中と乳腺の周囲、乳腺の下、大胸筋の筋層の中、大胸筋の下に注入します。
脂肪吸入豊胸術は、以前にヒアルロン酸注入によってできてしまったしこりを、目立たなくすることもできます。
吸引した脂肪を注入するだけの脂肪注入豊胸術は、異物を注入することが無いので、安全な方法ですが、脂肪の生着率が低いため、クリニックによっては、定着率を高くするために脂肪を培養させてから注入する、幹細胞脂肪注入豊胸術という方法を取っているところもあります。
これは、体内から吸引した脂肪の中にある脂肪幹細胞を増殖させてから注入するという方法です。
幹細胞というのは、複製、再生能力のある細胞のことで、壊れた組織を治癒させたり、再生させたりして、身体の機能を正常に保ち、老化を防ぐ働きをしています。
そして、脂肪の中にある幹細胞は、脂肪を増殖させることができるのです。
このことにより、脂肪が乳房内に定着する率が上がり、脂肪注入法豊胸術よりも、効果が高まります。
さらに、吸引した脂肪を濃縮し、注入する方法がコンデンスリッチ豊胸術です。
体内から吸引した脂肪の中に含まれる老化した細胞などの不純物を取り除いたうえで、濃縮した脂肪を注入するので、しこりなどができるリスクが減り、脂肪の定着率も非常に高くなります。
普通の脂肪注入豊胸術に比べると、幹細胞脂肪注入豊胸術やコンデンスリッチ豊胸術は、痩せていて、体内の余分な脂肪が少ない人でも、少しの脂肪から脂肪を増やすことができるので、安全に豊胸術を受けることができます。
また、効果が持続する期間も、脂肪注入より、脂肪幹細胞注入、脂肪幹細胞注入よりもコンデンスリッチ豊胸術の方が長く、コンデンスリッチ豊胸術は、半永久的に効果が持続します。
ヒアルロン酸注入豊胸法
ヒアルロン酸というのは、もともと人間の体内にある物質で、関節の動きを滑らかにしたり、肌の保湿力を高めたりする働きをするものですが、加齢によって減少していきます。
化粧水、クリームなどの、保湿力を高めるための化粧品の他、洗眼液や洗口液にも使われていますし、関節機能改善剤、内視鏡用粘膜下注入材、眼科手術補助剤などの医療品にも利用されています。
そして、ヒアルロン酸を注入して胸を大きくするという豊胸法にも使われているのです。
豊胸法の方法は、超音波の画像などを利用して、乳腺と胸筋の間に、ヒアルロン酸を注射で注入します。
乳腺と胸筋の間は、ヒアルロン酸が吸収されにくい場所なので、ヒアルロン酸の吸収速度が遅くなり、効果が長持ちするからです。
もともと、ヒアルロン酸は、分子の大きさによって、体内への吸収速度が変わるため、分子の小さいヒアルロン酸は、数年で体内に吸収されます。
その為、美容外科医によっては、分子が大きく、体内への吸収速度が遅いヒアルロン酸を使用するなどして、効果が長年続くように工夫しています。
効果が持続する期間は、ヒアルロン酸の種類や、注入する部位、また個人の体質によって
2年~10年程度と差があります。
施術にかかる時間は、約20分程度で、入院や手術の必要がないため、豊胸手術を受けるよりは気軽に受けられる豊胸法です。
また、施術を受けた後、特別な処置を受ける必要もありません。
カウンセリングで、医師に希望する胸の形や大きさを伝え、医師が現状の胸を診断した結果と、本人の希望の胸とを照らし合わせ、注入箇所を決定し、局所麻酔をしてから、ヒアルロン酸を注入します。
この際に、ヒアルロン酸が散らばって注入されてしまうと、効果の続く期間が短くなってしまうため、乳腺組織と乳腺下組織の間にヒアルロン酸が注入されるように超音波の画像を利用することもあります。
豊胸手術は確実に結果を得られますが、この方法は持続期間に個人差が出てきます。
バストマッサージを継続して確実なバストアップを目指した方が懸命だと思われます。
血小板プラズマジェル注入の豊胸術
血小板プラズマジェルというのは、採血した血液を遠心分離器にかけて血小板を分離させ、少血小板血漿と多血小板血漿を熱処理してジェル状にした物のことで、人工製剤などの薬品が混ざっていない安全なジェルです。
血小板プラズマジェルは、脂肪注入術のように、脂肪を吸引する必要がありませんし、豊胸手術を受ける必要もありません。
また、ヒアルロン酸など、異物を体内に注入することもないので、身体が拒否反応を起こしたり、しこりが残ってしまったりする心配もありません。
ただし、プラズマジェルは、体内に完全に吸収される為、持続期間は長くても1年、数か月で効果が終わってしまう場合もありますが、他の豊胸術に比べて、かかる費用が少ないので、一定の期間だけ、胸を大きくしたいような場合や、とりあえず豊胸術をリスクなく受けてみたい場合には良いかもしれません。
プラズマジェルは注入の方法によって、理想の形の胸にすることができるので、施術を受ける際には、医師にしっかり希望を伝え、希望の形にしてもらいましょう。
胸の左右に乳房の大きさが違っているのを治したい場合には、大きいほうの乳房とのバランスを調整するようにプラズマジェルを注入し、全体的に胸を大きくしたい場合には、胸全体にプラズマジェルを注入、下垂したバストを改善したい場合には、胸の上部にプラズマジェルを注入します。
また、ボリュームのあるグラマラスなバストにしたい場合にはプラズマジェルを外側に、胸の谷間を作ってセクシーな雰囲気にしたい場合にはプラズマジェルを内側に注入します。
このように、血小板プラズマジェルを注入する豊胸術は、爪の色を塗り替えたり、髪型を変えたり、ドレスを選んだりするような気軽さで、用途に合わせて気軽に受けることのできる豊胸術です。
光豊胸とは?
近赤外線というのは、太陽光線にも含まれている光線で、波長が長く、体内に吸収されやすい光線です。
この光線を胸に当て、血液やリンパ液の循環を促し、脂肪細胞を活発にさせることで、胸を大きくするのが、光豊胸という豊胸法です。
光線を胸に当てると、乳房内の血液やリンパ液が循環するようになるので、脂肪膜への浸透率が高まり、十分な栄養が供給されるようになるので、脂肪細胞が膨らみます。
また、光を当てることで、コラーゲンが増えるので、乳房内にあって、乳房のハリを保ち、形を整える役目をするクーパー靭帯を強くする効果もあります。
光を当てることで、乳腺が刺激され、女性ホルモンの分泌が増えるので、脂肪細胞が増え、胸が大きくなるだけでなく、肌の潤いが出るという効果もあります。
この光豊胸は、豊胸手術などと違い、1回で大きな効果が期待できるものではなく、数回施術を受ける必要がありますが、体内に異物を挿入したり、
メスを入れたりする必要が無く、安全な豊胸法の一つです。
すぐに胸を大きくしたい場合には向かない方法とも言えますが、自分の体内のリンパ液や血液の循環を良くすることで、徐々に胸を大きくしていく方法は、ただむやみに胸を大きくするだけでなく、光の当て方のよって、自分の理想の美しい胸の形に改善していくことのできる自然な方法です。授乳や加齢により下垂してしまったような胸も、徐々に改善していくことができます。
また、豊胸効果の他に、くすみや乾燥、たるみ、シミ、しわといった肌トラブル、生理痛、生理不順、更年期障害などの女性特有の体の不調、肩こり、頭痛、不眠症、むくみなどが改善するという効果もあります。
施術方法は、カウンセリングで、希望する胸の形や大きさを伝えたあと、施術者が胸の様子を確認してから、リンパマッサージを行い、肌や胸の状態に合わせて、希望の形と大きさの胸になるよう、光の強さを加減しながら、光を当てるという方法です。
豊胸手術の危険性
豊胸手術は危険性が伴います。
やはり手術をする以上、失敗する確率というのは少なからずあるというのはいうまでもありません。
手術は怖い・・・
そう思われる方は豊胸手術を受けられないほうが賢明です。
どの病院で受けても手術のリスクはありますし、医師の方も完璧というわけでもありません。
シリコンを入れる豊胸手術で、
- シリコンがうまくフィットせず無残な姿になったという人も現実にはいます
- しこりができたり
- 血の塊ができたり
- 何度も豊胸手術をやりなおしたり・・・
そういう人を見たことはないかもしれませんが、実際にはいるのです。
表にでてこないのは、出てこれない理由があるからです。
やはりプライバシーにかかわりますし、だれも豊胸手術を受けたということも言いたくはありませんし、ましてや失敗させられたということをいえるわけありません。
また、施術後、胸が大きくなったとしてもシリコンを入れた場合、
ずっと胸にシリコンが入っているわけですから後遺症が残る可能性もありますし、
10年、20年たてば胸に異変が生じる可能性もでてきます。
シリコンがいつまでも同じ状態で保ったままいられるかというとそうでもありません。
10年後に再手術をしたという人もいるくらいですから。
それでもモデルの方や胸にどうしてもコンプレックスを抱いている人は豊胸手術をしてでもバストを大きくしたいと考える人もたくさんいることでしょう。
今やどこの整形外科にいっても、バストアップをしたいという人がたくさんいますし、
これからますます増えてくるでしょう。
そこで一歩立ち止まってほしいと思うのです。
・リスクを承知で手術に踏み切るほどの自信がありますか?
・大金を払う上に、結果が保障されない手術を受ける自信がありますか?
それでも絶対にバストを大きくしたいというのであれば手術を受けるとよいでしょう。
そうでなければ豊胸手術はやめたほうがいいかもしれません。
あなたの体にメスを入れ、一生取り返しがつかなく可能性がありますから…
豊胸手術の費用
豊胸手術をするためにいったいどのくらいの費用がかかるのでしょうか?
気になる方はたくさんいらっしゃることでしょう。
一般的に人工乳腺法は30万円以上、脂肪注入法は50万円以上かかるといわれています。
病院によって手術費用が違ってきますので、大体目安として考えてもらえればと思います。
またどのくらいの大きさにしたいのかによっても若干金額が変わってきます。
詳細を知りたいのであれば、整形外科の病院に電話してみてください。
大体今の整形外科ではフリーダイヤルで無料で相談に乗ってくれるところがほとんどです。
また、豊胸手術費用だけを支払えば終わりというわけではありません。
その後のアフターケアやメンテナンスにもお金がかかってきます・・・
1回のアフターケア、メンテナンスには1万円以上かかってきたりしますので、
トータルで考えると100万円以上かかってしまうケースがほとんどです。
かといって安すぎる病院も心配になるかと思います。
豊胸手術は医師との信頼関係が重要となってきますので、
もし豊胸手術をするならば事前にカウンセリングを受けて、納得の行く上で手術を受けるようにしましょう。